スケッチ道具
ここでは私がスケッチに使っている道具を紹介します。
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ペンはPILOTのSuperプチ<細>耐水性
サクラのPIGMA005<水性>耐水性
仕上げが水彩画ですので、水に強い耐水性のペンを使用しています。
文房具屋さんで1本100〜200円くらいで買えます。
えんぴつ描きの時はペンホルダーを持っていくと、かさばらなくて便利です。
えんぴつの種類をいろいろ持っていくと大変です。5、6本あるともう大変。
ペンホルダーなら“芯”を入れ替えるだけで済みます。
注意点としては“芯”のみですので、削るには普通の“えんぴつ削り”では削れません。
ペンホルダー用の“削り器”も併せて揃えて下さい。
ペンホルダーはだいたい「500円」。芯は6本入りで約「200円」。
専用の削り器は安いもので「80円」。描かれているのは「1,500円」程度のもの。
水彩用紙はMUSEのWHITE WATSON F4用紙を主に使用。
水彩で何度も色を重ね塗りするので水に強い厚めの紙を使用しています。
表面は割とデコボコ感があります。他にも F3・F0・ハガキ等時に応じて。
筆はholbeinのmini RESABLEシリーズ。
だいたいF4ぐらいまでのサイズを描くのでこのくらいでも十分。
平筆と丸筆の2種類を0〜8号まで使い分けています。
これは外スケッチや旅スケッチに便利な水筆。(左・中筆/右・太筆)
本体部分に水を入れて持ち運ぶので、外で水を調達しなくても大丈夫。
F4ぐらいのサイズ1枚分ぐらいは描けます。描き終わる頃には、中の水がちょうど無くなるぐらい。
穂先も<大/中/小>とあるのですが、<大>1本あれば十分です。
お値段も比較的安いのもおススメの理由。
絵の具はWINSOR&NEWTONの24色ヘヴィーウエイトボックスセットを使っています。
WINSOR&NEWTONの発色の良さが好きなので。
固形(ハーフパン)絵の具ですので、携帯していても絵の具がこぼれるということはありません。
24色あればだいたいの色は作り出せます。15,000円くらいで買えます。
このメーカーは極端に高いので気軽に楽しみたい方は「holbein(ホルベイン)」ってメーカーのものがおススメです。
家でしか使わないって方は、固形タイプじゃなくてチューブタイプの絵の具がおススメ。
固形(ハーフパン)絵の具の特徴は、1個単位で入れ替えもしくは追加が出来るところです。
お気に入りの絵の具を追加したり、よく使う絵の具を多めに入れておく事が出来ます。
絵の具は混ぜすぎると色が濁ってしまう(混ぜると深みのある色ができるので、それはそれで良いのですが…)ので、鮮やかに仕上げるには最初から単色(始めからその色になってるもの)を選ぶのがポイントです。発色が違いますから。
それがお気に入りの色をセレクトする理由。
“ウインザー&ニュートン”のハーフパンは約90種類の色があるので、どれを入れるか迷うところです。人とは違うオリジナルのセットにカスタマイズできます。
ネット注文ですと、ハーフパンを1個単位で卸してくれるちよだ画材さんがおススメです。
じっくりと家で色を塗る人はHOLBEINの24色セットがオススメ。
固形絵具を溶くのが面倒ですからチューブタイプがいいのでは??
これはだいたい4,000円程度で購入出来ます。WINSOR&NEWTONのチューブ絵の具24色セットは約15,000円もします。これだけすると他のメーカーの90色セットぐらいのものが買えます(笑)
外スケッチ用にWINSOR&NEWTONの24色ヘヴィーウエイトボックスセットを持っているので、これ以上高いものはいりませんヨ。
ふざけろヨ!ってぐらい他のメーカーとの格差があります。
ブルジョワな人はどんどん高いものを買って下さい。世の中お金持ちの人が、たくさんお金を使って下さい。
マスキング液は福岡工業株式会社のミツワ・マスケットを使ってます。
色を塗りたくない文字部分や雲などの保護部分に塗る白ヌキインキです。
これを塗っておくと、そのゴム部分を削り取るだけでそこだけ白くヌケます。
あとでその部分を塗ったり、白く残しておいたりするのに使います。
画材屋さんで500円くらいで買えます。これを使うと筆が悪くなってしまうので、安い筆を使います。
マスキング液で固まったしまった筆をほぐす溶剤も売ってますが、そこまではいらないでしょう。
安い筆を買い直した方が効率的です。
筆洗は筆に付いた絵の具を洗い落とすために必要です。
筆洗は高い物でなくても筆が洗えればなんでもいいです。
100円ショップあたりに売ってます。高い物もあります。
メディウムは水だけでは作れなかったさまざまな表現を出すために使用します。
種類も豊富で、深い色合いをつくる“ウォーターカラーメディウム”
種類も豊富で透明度を高める“アラビアゴムメディウム”
紙へのなじみを良くする“オックスゴール”
紙への吸い込みを抑える“サイジングリキッド”
他にもきらめき感を与えたり、タッチを与えたりといろいろなものがあります。
イラストは透明度を高める“アラビアゴムメディウム”。
使ってみた感想では、重ね塗りに向かない。乾いた後にまた重ねようとしてもメディウムが溶けてしまうのが難点。
使うなら最後の仕上げの色と混ぜるべきでしょうか?まだまだ使い勝手がわからないというのがホンネ。
コート剤は描いた絵の画面保護に用いるスプレーです。
防カビ効果のある物や色持ちを高めグロスで鮮やかさを増す物もあります。
私は紫外線を抑えて画面の色をつや消しで深みを増したマットタイプを使っています。
色あせを防ぐために仕上げに使うものです。
イスは外でスケッチするときにあれば便利です。
折り畳めて携帯できる物が便利です。
野原で草の上にドカッと腰を下ろして描くのも気分がいいものですけどね(笑)
カメラがあると便利です。
下絵だけ現場で描いて時間がなければカメラに撮っておいて、
時間のとれた時に後で彩色できます。天候がくずれた時にも便利です。
デジタルカメラなら何枚でも気兼ねなく写せますのでオススメです。
MP3プレイヤーもあると便利?なアイテム。
お気に入りの音楽を入れて、音楽聞きながらスケッチするのも気分が乗っていいものです。
ノリノリになりすぎて車にひかれたり、通行人の邪魔にならないように注意してくださいネ。
音楽聞けるものならなんでもいいんですけどネ。「ウォークマン」や「MDプレイヤー」とか。
それにしても最近の「MP3プレイヤー」は手のひらサイズですからねぇ。便利な世の中です。
帽子は日射病を防ぐために大事です。
まわりに日陰がなく、日差しが強い日には、かかせません。
夏の必需品
日焼けはお肌の天敵です。
夏とは言ったものの、5月から必要になってきます。
UVA(紫外線A)を防ぐためPA+++のもの、UVB(紫外線B)を防ぐ目安となるSPFも高いものを選びましょう。
野外スケッチに携帯できる物
町中ならまだしも、自然ゆたかなトコロへ行く時にはスプレーして出かけて下さい。
スケッチ中の蚊は、集中できない原因となります。
コンパクトなものだと携帯できて便利です。
これだけの物を手では持っていけませんので、まとめて入れられるバッグが必要です。
できれば、ポケットが多めの物の方が小分けにして入れられるので便利です。
もしそういう小物入れが付いてなくても、中で袋に分けておけば取り出しやすいです。
バッグの中がゴチャゴチャしてるとイライラしてしまって、道具を取り出す前にスケッチをする気がなくなります。
なお、スケッチブックは小脇に挟んで持っていければ良いので、無理に大きめのバッグを選ばなくても大丈夫!なるべく自分が使いやすいものに入れてください。
「おやつは“300円”まで!バナナはおやつに入りません。」
なんて昔学校の先生に言われましたが“おやつ”を馬鹿にしてはいけません(笑)。
お弁当を持ってピクニック気分でのんびりスケッチするのもいいのですが、なかなか場所や時間がとれない時などは“チョコレート”なんかでお腹も満たされます。
山奥にスケッチに行って遭難!!なんてことになっても“チョコ”があれば大丈夫!かも?
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